アニメ感想：現在放送中のアニメ（本好きの下剋上司書になるためには手段を選んでいられません 8話）

いよいよ、紙を作る段階までやってきました。

南門近くの所で紙を作る場所を確保してもらい、紙づくりに入る二人。

足りない材料を集めに行きますが、色々な店に寄って道具の新たな発注を行ったり、物を作ってもらったりします。

その際にもマインは発注書を書いたり、大人との交渉を纏めて行くのを見て不信感をさらに募らせるルッツ。
マインは、ルッツの不信感を感じていましたが、仲直りが出来たと思っていました。

いよいよ紙づくりに入ります。
材料集めのため、マインを置いて木を伐りに行くルッツ。マインはルッツを待っている間に、不思議な赤い実を見つけます。

マインが手にもって見ると、赤い実が熱を発し、それを投げ捨てるとはじけて飛び、凄い勢いで木が生えてきます。

マインが驚いてルッツを呼び、ルッツがそれを見てトロンべだと言い、仲間を呼んで全て刈り取ってしまいます。

トロンべは周りの栄養を全て吸い取り、どんどん大きくなってしまうらしいです。

トロンべは今の時期に生えるものではなく、さらに生えて来たにしては周りの土があれてない事に疑問を抱くルッツですが、多分これはトロンべの実（？）が、マインの魔力を吸って成長してしまったという事なのでしょう。

つまり、マインはやはり身食いの様です。

折角だから、トロンべで紙を作ってみようと言うマイン。
紙づくりが本格的に始まりました。

ルッツはマインに紙の作る手順を聞くと、それに答えるマイン。

かき混ぜるための竹箸をルッツに作ってもらい、それを扱うマイン。

色々な言動が全てルッツにとっては不信感の種でしかありません。

そしてついに紙が出来上がり、ルッツはマインに紙の作り方を知っていて作ったことがあると言うお前はマインじゃないだろうと問い詰めます。

ルッツにしてみれば、目の前にいる麗乃マインが、本物のマインに取り替わったようにしか見えないのは当たり前の事です。

本物のマインを返せと詰め寄るルッツに対して麗乃マインは自分がマインでは無い事、他の世界で死んで気が付いたら体の弱いマインに生まれ変わっていた事、自分も多分いつかは熱に飲み込まれていなくなるだろう事、そして、一度熱で死にかけた時、ルッツをオットーに紹介すると言う約束を守ろうと思ったら熱が引いて今がある事を伝えます。

麗乃マインは、ルッツが消えてしまえというならば消えても良いよともつげます。

ルッツには辛くて驚くような事実が一度に出て来たわけです。そして今まで麗乃マインと一緒に過ごしていた時間だってあったわけで、簡単に消えてしまえなんて言えるわけがありません。

ルッツはいつから、マインじゃなかったのかと尋ね、いつからだと思うと反問されます。ルッツはマインの事を以前から気にかけていたのでしょう。かんざしを髪に刺し始めた頃からと正解を言い当てます。

つまり殆ど一年の間、麗乃マインはマインとしてルッツと関わってきたのです。

ルッツは麗乃が消えてしまったからと言ってマインが帰ってくるわけでは無いという事と、ルッツが知ってるマインは殆ど麗乃マインになってからのマインであるという事を思い、俺のマインはお前で良いよと言ってくれます。

ルッツは感情的になってもおかしくない場面で、相手の事や立場も考えられる、子供としては理性的な男の子ですね。

ルッツ自身、多分マインの事が好きなのでしょうが、今の麗乃マインもルッツの事を大切にしてくれていることを感じ取ったたのでしょう。

マインが恐れていたルッツとの関係性も、何とか落ち着きそうで良かったです。

紙が出来上がりベンノの所へ持っていきます。

紙の出来上がりしだいでルッツとマインが商人見習いになるかどうかが決まります。

結果は合格。ベンノがこちらの紙の方が品質が良いと言ったのはトロンべで作った紙。

マインがトロンべで量産できるかな？と言い出し、ルッツがあんな危ないもので量産できない、ベンノがお前森を潰す気か？と詰め寄ります。