お酒の話(ジャパニーズウィスキー#1:サントリーホワイト)
大学生だったころ、一番飲んだ酒は間違いなくこれです。
学生が行くような飲み屋にはかならずこれがあり、コンパと言えばホワイトというのが定番でした。
当時はウィスキーに等級があり、このホワイトは1級ウィスキーでした。
当時の等級の区別はモルトの混合割合で決まっていました。
特級 27%以上
1級 17%以上(27%未満)
2級 10%以上(17%未満)
サントリーホワイトは、出て来た当時(1923と書いてありますが、発売された最初の時は1929年です)にはスコッチに近く、ピート香が強いものだったらしいです。
しかし、当時日本人は模造ウィスキーを飲みなれていたため、大変不評で味を変えたらしいです。
大学生だったころに飲んでいた時は等級があり、今とは違うので、今のホワイトの味と昔のホワイトの味を比べてみると、今のホワイトの方が香りがある気がします。
安価なお酒ですし、成り立ちから言ってもすっきりとした味わいのウィスキーで、特に水割りやハイボールにすると味があまりしないというか、さっくりと飲めるものです。
ですが、今のホワイトの方がほんのりとウィスキーの香りが残る気がします。
スッキリとしたウィスキーというとカティーサークとかが有名ですが(カティサークもそのうち取り上げます)、口当たりのスッキリさはカティーサークの方が上です。
ただ、なんとも言えずウィスキーを飲んでいる感覚で言えば、ホワイトの方が上かも知れません。
安いウィスキーにありがちですが、このホワイトもしばらく時間を置いた方が味の変化が楽しめます。
空気に触れる事で味がなじむという感覚があります。
安いのでたくさん飲む方は2本とか買っておいて、2本とも栓を開けて1本はすぐ飲む用、もう1本は1~3か月置いておく用と分けても良いかもしれません。
ジンビームにもありますが、4リットルのペットボトルを買うという手も無いわけでは無いですが、そうすると味の変化が少しずつ訪れるので、あまり変化に気付かないかもしれません。
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この4リットルは安いですね。2本以上買えば結構お得かもしれません。