アニメ感想：現在放送中のアニメ（本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません 5話）
異世界転生物ではあるのですが、全体的に昔のハウス子ども劇場や、NHKのアニメっぽい雰囲気が漂うアニメです。（年齢層的には少し上狙いでしょうが・・・）
大学生の本須麗乃は、念願である図書館への就職が決まってすぐ、不慮の事故で命を落とします。
彼女は本さえあれば何もいらないという位に本が大好きで、無念さが彼女を転生させてしまいます。
転生したのは魔法を持つ貴族が支配し、厳しい身分制度が存在する異世界で、文明も進んでいない世界。
本はとても高価な物で、文字を読める人が殆どいません。
彼女は貧しい兵士の娘マインとして転生します。
どうやら、マインは彼女が転生する直前に亡くなってしまったようで、とても体の弱い少女。彼女が持っているのはマインとしてのおぼろげな記憶と、本須麗乃が生前読みまくった本の知識だけ。
そんな中どうしても本が読みたい彼女はこの世界で本を作ることを決意します。
何となく設定だけでもワクワクしてくる物語ですよね。
異世界転生物ですが、俺TUEEEではないし、何より知識はあっても彼女は幼く弱い少女。
文化や知識の違いからくる擦れ違いや分かってもらえない思い。
幼い子なのに、大学生っぽい大人びた感覚や振る舞いが時々出てくる。
そんなものも描かれていて面白い作品です。
これも原作を読んでいるわけでは無いのですが、楽しく見ています。
前回までにこの世界にも文字があり、文字を教えてもらっているマイン。
パピルスを作ろうとして失敗して、粘土板を作ろうとして失敗してしまいました。
何とかこの世界のお母さんが語ってくれる物語を本に残そうと色々やっています。
今回はその続きになります。
姉のトゥーリが7歳の洗礼式を迎えます。
この世界は7歳になると、一人前の手前と判断されるのでしょう。
仕事を選ぶことになっています。大人になるための儀式なのでしょう。
マインが洗礼式の為にトゥーリに自分の知っている技術を使ってお花の髪飾りを作ってあげたのですが、それが注目を集めます。
こんな髪飾りはみんな見たことが無く、どうやって作るのかと皆興味津々です。
料理にしてもそうですが、マインは転生前の知識を活用して、この世界で誰も作り出してない物を作ってしまい料理や手芸の天才だと思われています。
父親のギュンターは、親ばかですので、トゥーリの洗礼式が終わるまで広場で待ちたい。でも今日は大事な会議の日です。
娘の洗礼式が終わるまで待つのは父親の務めだというギュンターに対して、しっかり仕事をしてお金を稼いでくるのも父親の務めだとおもうんですけどというマイン。
こんなことを言う6歳がいたら笑いますよねｗ
そういうセリフを言うときのマインは、大人びてみえるから不思議です。
トゥーリが選んだ仕事は、お針子さん。
そのため洗礼式を終えたトゥーリは、これから針子見習いとして働き始めるので、両親から仕事道具をプレゼントとしてもらいます。
マインはこれから針子見習いの仕事が増えて行くトゥーリの代わりに家の手伝いをしなければならなくなるので、お父さんからナイフを貰います。
このナイフでヒントを得たマインは、失敗したパピルスや粘土板の代わりに木簡を作り、それに文字を書いて本を作ろうと思い立ちます。
とにかく何か本になるものを作れないかと色々試行錯誤して、その度に色々と思いつく行動力には感心します。
同い年の幼馴染ルッツが手伝ってくれるという事なので、お父さんからもらったナイフでルッツと一緒に木簡を作るマイン。
作った木簡は、納屋で乾かしながら次に木簡に書くための物を探します。
インクはとても高価で手に入りません。
なので、家のかまどのススを利用して何かを作ろうと思い立ちます。
最初はススを水に溶かしてみますがいざ木簡に書いてみるとぼやけてしまい上手く行かない。
色々考えた末に、ススを粘土と混ぜてコンテを作ることを思いつきます。
この辺の知識量が凄いのはまぁ転生物だからとは思いますが、考えて実験し、行動に移すのは失敗があろうとなかろうと凄いです。
出来上がったコンテも、乾かそうと納屋に戻ると、作っておいた木簡がありません。
お母さんが、折角マインがお手伝いとして頑張って集めてきてくれた薪だからと燃やしてしまったのです。
お母さんは全く悪気があるわけでは無く、マインが作ってくれた薪だからと優しさから優先的に使ったわけですね。
この辺は文明度や知識の差、そして価値観の差が上手く表れていて面白かったです。
でも、マインはショックを受けます。
そして怒りと失望に包まれたときに、内側から不思議な熱が起こりマインは倒れてしまします。
そしてずっと寝込んでしまい、もう消えても良いかなとおもってしまいます。
しかし、ルッツとの約束を果たさなきゃと思った瞬間に熱がスッと引いていきます。
今回のタイトル、
『洗礼式と不思議な熱』
とあるように、何か不思議な力でマインは生かされている様です。
とても体の弱い少女なのですが、彼女の命は彼女の意思にかかわっているのかもしれません。
このアニメはOPもEDも素敵です。特にEDは曲調がとてもおしゃれで一聴の価値ありと思います。
OPは5拍子と6拍子の変拍子で、軽やかなメロディの中に流れる不思議な世界の感じがよく出ていますし、EDもボサノバっぽい様なシャンソンっぽい様な素敵な感じの曲です。
どうやらED曲が好きになる場合も多いらしく、人類は衰退しましたもEDのユメのなかノわたしのユメの方が好きでしたし、かんなぎもEDの産巣日の時（むすひのとき）が好きでした。
このアニメの紹介をするときは毎回公式YoutubeからOPもEDも曲を紹介しますね。
オープニングテーマ「真っ白」
作詞 - 岩里祐穂 / 作曲・編曲 - 白戸佑輔 / 歌 - 諸星すみれ
諸星すみれ youtube チャンネルより
エンディングテーマ「髪飾りの天使」
作詞・作曲 - 吉澤嘉代子 / 編曲 - 清竜人 / 歌 - 中島愛
Flying Dog youtube チャンネルより
もし気に入ったら、ぜひ買ってみてください。
いい曲が少しでも広がって欲しいという願いと共に。
| CD 諸星すみれ / デビューミニアルバム「smile」 |
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| 中島愛 / 髪飾りの天使／水槽（本好き盤） [CD] |
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このアニメは子供と一緒に見ても楽しいアニメだと思いますしお勧めですよ。
| 本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません Vol.1 [ 井口裕香 ] |
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